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家族間の争いをなくすために遺言を残しましょう

遺言さえあればこんなにもめることはなかったのに―。そういう事例は過去に多くありますが、実際に残す人は全体の1割未満だそうです。「うちはお金持ちじゃないから必要ない」そう考えて書かないケースも多いようです。しかし相続でもめるかどうかは遺産の多寡によりません。

では遺言が無い場合何が起こるのでしょうか。まず、誰がいくら財産を受け継ぐか、相続人同士での話し合いが必要になります。いわゆる「遺産分割協議」です。普段は仲の良い兄弟でも、ことお金が絡むと言い争いになることも珍しくないようです。

さらに面倒なのは、遺産分割協議は、相続人全員の同意が必要になる点です。1人でも反対者が出たり、連絡を取れない人がいたりすると、協議は成立しません。そうなるとなかなか財産分けに至らず、場合によっては裁判にまでもつれる可能性もあります。その点、遺言があると話はスムーズです。

「遺留分」といって、法定相続人が最低限受け取れる遺産の割合が決まっていますが、その権利を侵害しない範囲なら、ほぼ遺言通りに相続できます。遺言とは、大切な家族を争い事から守る「最後の手紙」なのです。ただし、書き方如何によっては逆にトラブルを引き起こすケースもあります。トラブルになりがちなのは、曖昧な表現で書かれたもの。

例えば、「すべての不動産を○○に与えることを要望する」という表現は、被相続人の明確な意思ではないと判断された事例もあるのです。はっきり「○○に相続させる」と断定して書けば問題なかったのに、結局他の相続人から異議が出て遺産分割協議するはめに。親としては他の子供に気を遣ったのかもしれませんが、こうした表現はトラブルのもとと心得ましょう。

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