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家族を守る故人の思い、それが遺言書です

高齢化、多死化の進行とともに、遺言書を作る人は増えているようです。しかし年間の死亡者数と作成した人数を考えると、まだまだ少数派と言われています。なぜ作らないか、という問いの答えの多くは「必要がないから」だそう。理由は、「それほど高額な財産がないから」「家族仲が良いから」、あるいは「遺産の相続分は法律で決まっているから」とさまざま。

しかし、遺言書があれば遺族が相続手続きにかける手間と時間を大幅に減らすことができます。特に不動産の名義変更では、特定の人に相続させるという遺言書があれば、手続きはぐんと楽になります。また、法律で各人の相続分が決められているといっても、実際は相続人同士の話し合いで遺産の分割方法が決まるので、必ずしも法律どおりに分配されるわけではありません。高齢の配偶者や自立していない子どもなど経済面で不安を抱える家族がいるなら、遺言書で確実に財産を相続させるほうが安心ですし、まだ働き盛りで健康に不安がない人でも、子どものいない夫婦や、再婚前に子どもをもうけた人、事実婚の夫婦、個人事業を行なっている人などは、作成する必要性が高いと言えましょう。

混同されやすいものに「遺書」がありますが、遺書は単なる個人的なメッセージにすぎず、形式も自由です。これに対し、「遺言書」は法律で形式が決められており、相続人を拘束します。種類は公証役場で作成する「公正証書」とすべて自筆で書く「自筆証書」とありますが、どちらを選択するにせよ、費用の面や安全性など、メリットとデメリットがありますので、どちらが自分に合っているか作成時はじっくり考えて選ぶ必要があるでしょう。

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